優良な事業者を選ぼう
優良事業者を選びましょう!
グループホームなどの介護施設で働きたい人、介護業界への転職を考えている人は、転職先になる職場選びを慎重に行いましょう。2000年に施行された介護保険制度をきっかけに、民間の介護施設が登場してからかなりの年月が経ちます。しかしまだ玉石混合といえる状態で、働きやすい職場もあれば離職率がとても高い働きにくい職場もあります。本人の努力だけでは仕事を続けられないような、問題のある職場も少なくないのです。実際に離職率が30%を超えるような事業所が2割近くある状況ですから、職場探しはとても重要になります。介護業界への転職を考えている人は「優良事業者」を選ぶ努力を惜しまないようにしましょう。
「こだわり」と「将来のビジョン」に注目しましょう
介護業界への転職活動を始めると、ハローワークや転職エージェント、新聞の折り込みチラシやフリーペーパーなどから事業所の情報を収集する事になると思います。優良事業者を見極めるために、求人票を見た時に事業所の「こだわり」が感じられるかどうかをチェックしてみましょう。「グループホームとして、エリアナンバーワンのサービスを目指す」とか、「ケアプランではなく、生活プランを実践する」など、事業者の意気込みとこだわりが感じられる業者は優良業者の可能性があります。また「5年後や10年後のビジョン」が明確な業者にも注目です。その場しのぎの経営ではなく、将来的にどのような事業者になりたいかという経営者のビジョンが見える事業所を転職先に選びましょう。
人材育成に力を注いでいる事業者
転職先候補の事業所が、研修や教育システムに力を注いでいるかどうかを確認しましょう。研修制度が整っていて、教育熱心な事業所では資格を持っていない状態で働きはじめても力を付けていく事ができます。将来的にさまざまなレベルの高い資格を取って、キャリアアップを目指していく事もできるでしょう。資格を持たない状態からケアマネージャーや介護福祉士の資格を取得するまでの道筋をはっきり示してくれるような業者は優良業者といえるでしょう。
方針が明確で徹底されている業者を選びましょう
介護業界を離職する人の中には、事業所の理念や方針に不満があるという理由で退職している人が少なくありません。理念や方針がない事業者やあっても徹底されていない事業者の施設は人間関係が悪くなり、不満を持ちながら働いているスタッフが多くなる傾向があります。「時間厳守」「挨拶を大切にする」「コミュニケーションを大切にする」などの理念や方針が分かりやすい事、そして働いている介護スタッフが本当に実践している事が大切です。また事業者の理念や方針に、転職を希望する人が共感できるかどうかも重要なポイントになりますので事前に知っておく事が大切です。